クラーク記念国際高等学校に偏差値はない!入試内容・落ちたときの選択肢について

最初に読んで≫「学費だけが安い通信制高校を選んで 失敗する家庭が多い理由とは?

偏差値なし(学力試験なし)
入試内容希望校にて本人と保護者出席の面接・書類審査(合格後に提出)
募集時期入学相談会実施後に面談日を決定(学力テストや作文を実施しているキャンパスもあり)
学費単位制・通信制の場合は最大で230,000円
その他、教科書代10,000円程度
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クラーク記念国際高等学校は、「Boys, be ambitious ~君よ、大志を抱け~」の名言を残したクラーク博士の精神や教育理念を掲げて1992年に開校しました。本校である北海道・深川校を始め、全国にキャンパスがある通信制高校です。

クラーク記念国際高等学校は一般の全日制と同様、卒業すると高校卒業資格が得られます。学力テストや偏差値ではなく、入学希望者一人一人を総合的な判断して合否を決めているのが、クラーク記念国際高等学校の入試のスタイル。

学力に不安があったり、中学時代に不登校の経験がある方でも出願は可能ですが、面接で学ぶ意欲が欠けていると判断されたり、定員をオーバーしている場合は不合格になる場合があります。入試は保護者同席の面談ですので、受け答えなどを前もって準備しておくようおすすめします。

目次

クラーク記念国際高等学校に偏差値はある?入試内容について

クラーク記念国際高等学校の入学に際して、偏差値は評価の対象ではありません。これは、多くの通信制高校と同様です。クラーク記念国際高等学校でも入学試験は実施されますが、試験を受ければほとんどの方が合格するはずです。

クラーク記念国際高等学校が公表している試験内容は、以下の通りです。

・本人と保護者同伴の面接
・合格後の書類提出

また、キャンパスによっては、以下の試験内容を実施することもあるようです。

・国語・数学・英語の学力テスト
・400文字程度の作文

なお、学力テストや作文では授業についていけるだけの学力があるかの判断に使用されているわけではありません。入学後のサポートのため、現時点での学力を把握するのに行っているケースが多いようです。

学校側で重視しているのは面接や作文になります。面接で緊張してしまい何も答えられなかった、わかりやすい文章を書けないから白紙で提出してしまったということがなければ、合格できると考えられます。

入試内容はあらかじめ決まっており、募集要項に記載されています。偏差値は考慮されないため、積み重ねか必要な学力は問われないこともわかっています。自分の人柄や学ぶ意欲をわかってもらうよう保護者と一緒に準備しておく方が良いでしょう。

クラーク記念国際高等学校の学費・授業料

クラーク記念国際高等学校の入学金はどのコースを選択しても10,000円で、初年度のみ必要です。また、1単位あたりの授業料は7,200円です。単位制や通信制を選択した場合の、毎年の授業料明細とおおよその年額は以下の通りです。

授業料:180,000円(25単位)
施設施設費:20,000円
WEB学習費:30,000円
教科書代:約10,000円
合計(目安):約240,000円

なお、クラーク記念国際高等学校では、就学支援金制度を活用できます。

就学支援金制度とは、世帯収入が少ないなど、生徒が高校に行く負担が大きい家庭を補助する、国が用意した仕組みです。就学支援金は申請を行うと授業料の一部に充当されます。最大で授業料全額免除になることもあり、返済も求められません。ここで、就学支援金を活用した場合の年間の授業料を、世帯収入を目安に記載しますので参考にしてください。

・世帯収入が590万円程度未満 50,000円
・同910万円程度未満 109,700円
・同910万円程度以上 230,000円(減免無し)

補足情報ですが、入学金および教科書代は就学支援金の対象にはなりません。

また、授業以外で発生する模試・各種検定代・コース実習費・健康診断費・団体総合保険料・健康診断費用なども自己負担になります。選択する授業内容やコースなどによる学費の詳細は募集要項を見ると確認できます。

クラーク記念国際高等学校ってどんな学校?

クラーク記念国際高等学校は、学ぶ時間や場所が自由であること、自分にとって最適な環境で学べることを重視しています。

どれくらいの頻度で通学すると最も効果的に学習できるかは生徒によって異なるはずです。通学とオンライン学習の割合は学習の伴走者となるチューターと相談して決めることができるでしょう。月に1回から2回程度の通学頻度とすると、無理なく学習が進められるようです。通学頻度を年数日としたいのであれば、通学日の予定はタイトになると予想されます。

通学する曜日ですが、具体的な曜日は提示されていません。ただし、時間割の例を見てみると、月曜日から金曜日までに通学による授業やオンラインでの自宅学習のスケジュールが組まれています。平日の10時から19時までが通学可能時間と考えられます。

クラーク記念国際高等学校では、自分のペースで学んだり、将来の仕事を見据えて専門的な分野の勉強を増やすなど、一人一人に合った学習スタイルを選択できるのが特徴です。クラーク記念国際高等学校の在校生・卒業生の中には、スポーツ選手や東京大学合格者といった多彩な顔触れが並びます。これまでの環境では出会えなかった学友から刺激をもらうこともできるでしょう。

なお、クラーク記念国際高等学校が用意している通学コースは、全日型と高等専修学校との連携コースの2つになります。ともに週5日の通学となり、制服を着用して登校するスタイルです。通常の全日制とそれほど変わらないものの、目標や興味に合わせて専門的知識や経験を身に付けることができます。

クラーク記念国際高等学校に落ちたらどうする?

クラーク記念国際高等学校の入学試験に落ちてしまった場合、諦めずに他の進路を模索することが大切です。以下に、具体的な対策をいくつかご紹介します。

他の高校への進学

クラーク記念国際高等学校に入学できなかった場合は、他の高校に進学することが考えられます。他の高校でも、グローバルな視野や英語力、総合力を育成する教育を提供している場合があります。また、大学進学を目指す場合は、一定の学力を身につけることができるよう、高校生活を有意義に過ごすことが大切です。

塾や予備校への通い

クラーク記念国際高等学校に入学できなかった場合でも、塾や予備校に通い、学力を向上させることができます。塾や予備校には、英語や数学、国語など、様々な科目を学ぶことができます。また、クラーク記念国際高等学校に入学するために必要な英語力を養うための授業もあるため、そうした授業を受けることも考えられます。

海外留学

クラーク記念国際高等学校に入学できなかった場合でも、海外留学を通じてグローバルな視野や英語力を身につけることができます。留学を通じて、自分自身を成長させ、将来のキャリアにつなげることができます。留学には、留学先の選定や費用など、様々な準備が必要ですが、計画的に取り組むことが重要です。

以上のように、クラーク記念国際高等学校に入学できなかった場合でも、他の進路を模索することができます。自分自身の目標や希望に合わせて、最適な進路を選択しましょう。

クラーク記念国際高等学校 卒業後の進路

偏差値を問わずに入学できるクラーク記念国際高等学校ですが、進学実績はかなりもののです。

2024年度入試についての12月中旬時点の合格速報を見ると、横浜国立大学経済学部や室蘭工業大学理工学部などの国公立大学の合格者もいることがわかります。

難関の私立大学への合格実績も豊富で、同年のものでは早稲田大学・中央大学・上智大学・麻布大学・国際基督教大学など有名校が並びます。そのほか、海外大学への合格を勝ち取った方もいます。

具体的には、以下のような大学への進学実績があります。

  • アメリカの名門大学(例:ハーバード大学、スタンフォード大学、マサチューセッツ工科大学など)
  • イギリスの名門大学(例:オックスフォード大学、ケンブリッジ大学など)
  • 日本の国公立大学(例:東京大学、京都大学、名古屋大学など)
  • 日本の私立大学(例:早稲田大学、慶應義塾大学、国際基督教大学など)

クラーク記念国際高等学校では、カウンセリングなどによる進路指導が充実しています。

入学した1年の時から計画的な進路指導がなされており、生徒の特性に合わせて将来に役立つ資格取得を積極的な後押しする場合もあります。クラーク記念国際高等学校が目指すゴールは、社会に必要な資質や能力を育てることです。

そこを目指す過程が特化型教育・独自の学習方法・熱心な進路指導となって表れています。そのため、中学時代に希望を持てなかった生徒も生き生きと学び、才能を開花させています。

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