広島県立東高等学校（通信制）の偏差値・学費・口コミ評判

広島県の東部で唯一の公立通信制高校である「広島県立東高等学校」。広島県内で公立通信を探している生徒や、学費が安い通信制を探している家庭は、自然と選択肢に入る高校です。

公立通信ということもあり、広島県立東高等学校には偏差値がありません。

試験は「願書提出」「面接」「作文」となり、学力試験による選考がないのが特徴です。中学卒業資格さえあればどんな生徒でも入学することができるので、学力に不安がある生徒でも安心して出願をすることができます。

広島県立東高等学校は通信制ですが、日曜、火曜、木曜のいずれかでスクーリング（通学）に出席する必要があります（年間24日）。

そのため、

・遠方に住んでいる
・指定の曜日に通学ができない
・完全にネットで学べる学校が良い

という生徒には、向いていない可能性があります。

広島県立東高等学校（通信制）の偏差値情報

日本では学校ごとに異なる学力レベルを数値で表すために偏差値を利用していますが、広島県立東高等学校には存在しません。

これは、入学試験に生徒の学力を調べるテストが含まれていないことが理由に挙げられます。願書の提出や面接、作文の内容を基に合否の判断が下されるため、勉強についていけなかったなどの理由で他校から編入する生徒も安心です。

広島県立東高等学校（通信制）の入試内容

入試の内容は大きく分けて願書の提出、面接、作文の提出の3つで一般的な高校で実施される筆記テストなどは行いません。

指定された期日までに願書と作文を提出した後、面接を受けるという流れになります。書類の提出と面接は同じ日に行うのが基本です。

広島県立東高等学校では、学力よりもやる気や人柄に重点を置いています。

様々な理由で高校に通うことができなかった人の受け皿となる学校なので合格率は9割以上です。とはいえ、面接での受け答えがいい加減だったりやる気が感じられないと判断されれば不合格になるケースもあるので、十分な対策が必要になります。

広島県立東高等学校（通信制）の学費・授業料

広島県立東高等学校は授業料の安さも特徴の一つです。

年間の支払額は25,000円弱で内訳は入学金500円、授業料8,250円、教科書代1万円前後となります。

そのほか生徒会への入会を希望する生徒は別途、入会金と会費で2,000円程度のお金が必要です。

広島県立東高等学校では働きながら学校へ通っている人をサポートする独自の制度が設けられています。入学時点で就業している、2年次以降規定の単位を修得した上で新たに仕事を始めた生徒は教科書や学習費が免除されるといった内容です。

そのほかにも、経済的理由で支払いが難しい場合には、年間2,500円の学習補助費を支給されることもあります。

広島県立東高等学校（通信制）の特徴・スクーリング頻度

通信制高校の中にはスクーリングと呼ばれる対面での授業の出席を義務付けている所もあります。

広島県立東高等学校も年間24日のスクーリングに出席しなくてはいけません。開催日は毎週日曜日となっていますが、就業しているなどの理由で難しい人を対象に火曜、木曜も行っています。

広島県立東高等学校は選択できるコースは普通科のみで、授業はスクーリングとNHK講座の視聴です。

単位の取得に必要な試験を受けるには、定期的に紙によるレポートを提出しなければいけません。広島県立東高等学校の特徴の一つに生徒会活動と修学旅行があります。

生徒会への入会は別途費用が掛かりますが、卒業後に進学を希望する場合に面接でのアピール材料になるという理由で入る人も少なくありません。スクーリングや修学旅行で生徒同士の交流が図れて友人を作りやすいのも魅力です。

広島県立東高等学校（通信制）の進学・進路情報

卒業後の進路は学校によって様々です。

広島県立東高等学校は駒澤大学、福山大学などへ進学する生徒が多くいます。将来の道がすでに決まっていて、技術を身に着けるために大学ではなく専門学校へ進む生徒も少なくありません。

専門学校も同様に尾道順看護学院、神戸動植物専門学校など幅広い分野の進学先が用意されているので安心です。就職先についての情報は公表されていませんが、9割以上の生徒が希望する会社へ入れているというデータがあります。

スクーリング以外は自学自習が基本で、自分の学びたい分野に力を入れやすいことが進学や就職率が高い主な理由です。

まとめ

広島県立東高等学校は通信制ですが、定期的な通学（スクーリング）が必要です。

そのため、

・遠方に住んでいる
・授業料よりも交通費がかかる
・ネット授業が充実している学校がいい

という生徒には負担となる可能性もあります。

私立の通信制高校も、ネットで学べるコースは年間5〜10万円程度で通える学校も多いです。通いやすさを考えた上で、公立通信にするか、ネット学習が充実している私立通信制を選ぶか決めるのが良いでしょう。

通学エリアにある通信制高校の資料をまとめて請求する＞＞