鹿児島県立開陽高等学校（通信制）の偏差値・学費・口コミ評判

鹿児島市にある「鹿児島県立開陽高等学校」。鹿児島県内で公立通信を探している生徒や、学費が安い通信制を探している家庭は、自然と選択肢に入る高校です。

公立通信ということもあり、開陽高校には偏差値がありません。

試験は「学科試験」「面接」となり、学力試験は中学校の教科書に準拠した国語と数学の2科目です。中学卒業資格さえあればどんな生徒でも受験することができるので、学力に不安がある生徒でもチャレンジできます。

開陽高等学校は通信制ですが、月に2回から4回の登校が必要です（年間24日から48日）。登校日は、水曜日と土曜日が基本ですが、月に1回は金曜日にも登校できます。

そのため、

・遠方に住んでいる
・平日の通学ができない
・完全にネットで学べる学校が良い

という生徒には、向いていない可能性があります。

鹿児島県立開陽高等学校（通信制）の偏差値情報

通信制高校には学力試験がないため偏差値はわかりませんが、卒業率や進学率、就職率を参考に水準を考えることはできます。

鹿児島県立開陽高等学校の卒業率は、令和元年度で約83％であり、全国の公立通信制高校の平均卒業率の76.9％よりも高い水準です。

また進学率は、令和元年度で約23%であり、全国の公立通信制高校の平均進学率の約17％よりも高い水準です。就職率も同様に全国の公立通信制高校の平均就職率とほぼ同じ水準です。これらのことから鹿児島県立開陽高等学校は、卒業や進学に向けてしっかりとサポートしてくれる学校であると言えます。

鹿児島県立開陽高等学校（通信制）の入試内容

鹿児島県立開陽高等学校の入試は、一般的には4月入学と10月入学の時に行われます。

鹿児島県立開陽高等学校の入試は、一般入試と推薦入試の2種類があります。

一般入試は、学力試験と面接で、学力試験は国語と数学の2科目で各30分間で、面接は個人面接と集団面接が行われます。

また推薦入試は、中学校の成績や学校生活の態度などをもとに、中学校からの推薦書と面接で判断されます。

面接は個人面接で、志望動機や学習計画などを評価され、集団面接では、他の受験者とのコミュニケーションや協調性などを見られます。入試の合否は、学科試験と面接の総合的な評価によって決まります。

鹿児島県立開陽高等学校（通信制）の学費・授業料

鹿児島県立開陽高等学校は、全日制、定時制、通信制の3つのコースを設置している高校です。

通信制の場合、入学金は500円、授業料は7750円です。教科書や教材は、教科によっては購入する必要があり、さらに通信制の場合は、郵送費や印刷費などもかかります。

このように諸会費と教科書代等を考えると、年間合計2万円程度は必要となります。しかし、受講料は申請書・課税証明書を提出し、所得制限内であれば無償となります。

また、通学する場合は、交通費や食費なども必要になりますが、学校から離れている地域や離島などに住んでいる生徒もいます。そのためスクーリングと試験は、鹿児島県内の14の協力校でも受けることができます。

鹿児島県立開陽高等学校（通信制）の特徴・スクーリング頻度

鹿児島県立開陽高等学校は、自分のペースで学べる通信制課程と、通常の高校と同じように毎日登校する全日制課程の2つの課程があります。

通信制課程では、月に2回から4回の登校が必要です。登校日は、水曜日と土曜日が基本ですが、月に1回は金曜日にも登校できます。

登校日には、授業や補習、テストなどが行われます。登校しない日は、自宅や職場で教科書やレポートなどを使って学習します。

学校では、個別指導やオンライン学習などのサポートも行っています。通信制課程の特徴は、自分の都合に合わせて学習計画を立てられることや、仕事や家庭と両立しながら学べることです。

また、学校には託児室もあり、子どもがいる生徒も安心して学べます。さらに、看護学校に進学しながら、高卒資格を取得したい生徒のために衛生看護科もあります。

鹿児島県立開陽高等学校（通信制）の進学・進路情報

鹿児島県立開陽高等学校の卒業生は、進学や就職など様々な進路に進んでいます。

令和2年度の卒業生の進路状況は、進学が38人（大学16人、短期大学3人、専門学校19人)、就職が32人（一般企業16人、公務員4人、自衛隊2人、進路未定4人、海外留学2人です。

学校では、進路に関する相談や指導を行っており、進学希望者には大学入試センター試験や高卒認定試験の受験支援も行っています。また、就職希望者には、職業適性検査や模擬面接などの就職支援も行っています。

学校の卒業生は、自分の夢や目標に向かって、それぞれの進路で活躍しています。

まとめ

この学校は通信制ですが、定期的な通学（スクーリング）が必要です。

そのため、

・遠方に住んでいる
・授業料よりも交通費がかかる
・ネット授業が充実している学校がいい

という生徒には負担となる可能性もあります。

私立の通信制高校も、通学のないネットコースであれば、年間5〜10万円程度で通える学校も多いです。検討をする上では、通学範囲にある通信制高校の資料をまとめて取り寄せて、その上で比較検討したほうがミスマッチを防ぐことができます。