長崎県立佐世保中央高校（通信制）の偏差値・学費・口コミ評判

長崎県立佐世保中央高等学校は、長崎線の北部に位置し、単位制による定時制課程の昼間部と夜間部、そして単位制による通信制課程の3つの過程がある高等学校です。

そのため長崎県で公立通信を探している生徒や、学費が安い通信制を探している家庭は、自然と選択肢に入る高校です。

公立通信ということもあり、長崎県立佐世保中央高等学校には偏差値がありません。試験は願書提出、書類審査によって行われ、学力試験による選考がないのが特徴です。中学卒業資格さえあればどんな生徒でも入学することが可能なので、学力に不安がある生徒でも安心して出願することができます。

長崎県立佐世保中央高等学校は通信制ですが、週に1～2回、日曜日・月曜日・木曜日のいずれかに実施されるスクーリングに出席する必要があります。そのため、

・遠方に住んでいる
・指定された曜日の通学が難しい
・完全にネットで学べる学校が良い

という生徒には、向いていない可能性があります。

長崎県立佐世保中央高等学校（通信制）の偏差値情報

長崎県立佐世保中央高等学校の通信制課程に偏差値はありません。

願書提出による書類審査で合否が判断され、学力による試験が行われないため偏差値はないということになります。注意するべき点としては、通信制の『入学願書』は中学校を通しての配布や、郵送などの配布をしていないことです。2月から3月にかけて開催される説明会に参加することで、出願に必要な書類一式が受け取れます。

長崎県立佐世保中央高等学校（通信制）の入試内容・対策

長崎県立佐世保中央高等学校の入学方法は、以下のような流れになります。

なお、願書の提出期間などの情報は、学校説明会参加時に詳しく話を聞けます。説明会に参加しないと願書を入手できないため、入学を迷っている段階でも積極的に説明会へ参加しましょう。

長崎県立佐世保中央高等学校（通信制）の学費・授業料

長崎県立佐世保中央高等学校の学費は次の通りです。

・受講料他諸経費:10,000円程度
・教科書、学習書代:20,000円程度

毎月の授業料は不要で、働いている生徒に対して教科書無償給与の制度もあります。

ただし教科書無償給与の制度は入学後に申請を行うため、手続きの際に諸経費と教科書代は全額納入する必要があります。

また就学支援金制度は受講料が対象で、新入生は2,100円程度支給されます。受講料や教科書等教材費に加え、シューズやスリッパ代、他諸納金を合わせると入学手続き時に3～4万円かかり、その後も毎年受講手続きに3万円程度の支払いがあります。

月々の支払いのない学校なので、3年間で卒業できた場合の費用の合計は10万円程度になります。

長崎県立佐世保中央高等学校（通信制）の特徴・スクーリング頻度

長崎県立佐世保中央高等学校の通信制における学習では、以下の3つの条件を満たすと単位が取得できます。

・レポート提出
科目ごとに月に1～2回ほどのペースでレポートを提出し、合格する必要があります。レポートは郵送でも提出できますが、通学時に提出することで郵送代を節約できます。

・面接指導（スクーリング）
スクーリングは、日曜日・月曜日・木曜日のいずれかに週に1～2回実施されています。科目ごとに出席に必要な日数が決まっているので、自分で投稿計画を立ててスクーリングに参加することになります。目安として月に2～3回の登校が必要です。

・試験
レポート提出とスクーリングの条件を満たすと年に2回実施される試験が受けられます。前・後期の試験に合格して単位取得という流れになります。

長崎県立佐世保中央高等学校（通信制）の進学・進路情報

長崎県立佐世保中央高等学校には、以下のような進学実績があります。

・九州:久留米大学、長崎国際大学、北九州市立大学ほか
・九州以外:北海道大学、高知工科大学、青山学院大学ほか

県内や近隣の九州地方にある大学や専門学校ではなく、九州以外の大学等に進学する卒業生もいます。

大学等の進学を希望する生徒に対しては、個別指導も実施しています。

通信制の単位取得だけで大学合格や入学後の勉強に必要な学力を補うのは難しいので、自宅でのレポート学習とは別の学習も必要です。また進学ではなく、就職の道に進む卒業生もいます。就職先は、長崎県内の企業などがあげられます。

まとめ

この学校は通信制ですが、定期的な通学（スクーリング）が必要です。

そのため、

・遠方に住んでいる
・授業料よりも交通費がかかる
・ネット授業が充実している学校がいい

という生徒には負担となる可能性もあります。

私立の通信制高校も、ネットで学べるコースは年間5〜10万円程度で通える学校も多いです。通いやすさを考えた上で、公立通信にするか、ネット学習が充実している私立通信制を選ぶか決めるのが良いでしょう。

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