2024年度版｜福岡県立博多青松高校の通信制に偏差値はある？落ちる？口コミ評判も解説

福岡県唯一の公立通信制高校である「福岡県立博多青松高等学校」。福岡県内で公立通信を探している生徒や、学費が安い通信制を探している家庭は、自然と選択肢に入る高校です。

公立通信ということもあり、博多青松高校には偏差値がありません。

試験は「願書提出」「面接」「作文」となり、学力試験による選考がないのが特徴です。中学卒業資格さえあればどんな生徒でも入学することができるので、学力に不安がある生徒でも安心して出願をすることができます。

博多青松高等学校は通信制ですが、土日のどちらかのスクーリング（通学）に出席する必要があります（年間18日）。

そのため、

・遠方に住んでいる
・土日の通学ができない
・完全にネットで学べる学校が良い

という生徒には、向いていない可能性があります。

私立の通信制高校も、通学のないネットコースであれば、年間5〜10万円程度で通える学校も多いです。検討をする上では、通学範囲にある通信制高校の資料をまとめて取り寄せて、その上で比較検討したほうがミスマッチを防ぐことができます。

福岡県立博多青松高等学校（通信制課程）ってどんな学校？特徴・魅力

福岡県立博多青松高等学校は、福岡県唯一の公立通信制高校です。

通信制高校は、通学が難しい生徒や働きながら高校卒業を目指す生徒に適した学校であり、福岡県立博多青松高等学校も、そうした生徒にあった学習環境を提供しています。

・平日は授業なし
・スクーリングは土日のみ（年間18日）

となっており、通信制らしい自由な学習環境が特徴です。

スポーツ大会や文化祭など、学校行事も盛んで、生徒たちの交流や学校生活の充実にも力を入れています。福岡県立博多青松高等学校は、学校全体が一つのグループとして協力し合い、生徒たちが自分の可能性を広げる場所となっています。

福岡県立博多青松高等学校の通信制に偏差値はない！その理由は？

福岡県立博多青松高等学校の通信制課程に偏差値はありません。

その理由は、「願書提出」「面接」「作文」で学力テストがないことによります。願書提出時に面接が行われ選考が行われ、別日で作文があります。学力による試験がないため、偏差値はないということになります。

注意すべき点としては、通信制の『入学願書』は中学校を通しての配布や、郵送などでの配布をしていないことです。

入学願書は、博多青松高等学校が開催する「学校説明・願書配布会」に生徒本人が参加をすることで受け取ることができます。

会への参加に保護者同伴である必要はないため、生徒本人の意志で願書を受け取る必要があります。ここは博多青松高等学校の「こだわり」的な部分なので、志願する生徒は直接学校に足を運びましょう。

博多青松高校は週1回の通学が必要です。入学願書を受け取る際に、家からのルートや交通手段も確認するようにしましょう。

福岡県立博多青松高等学校（通信制課程）の入試内容は？

福岡県立博多青松高等学校の入学方法について、公式サイトの募集要項を確認すると、以下のような内容が明記されています。

なお、入学願書提出期間や面接日程については、学校の公式サイトにて発表されます。

具体的な入学要件については、特に明記されていませんが、通信制高校であることを踏まえて、学習意欲や進路に向けた熱意などが重視されると考えられます。公立の通信制高校なので所定の手続きを踏めば誰でも入学可能ですが、詳細な入学要件については、学校説明会で確認するようにしましょう。

福岡県立博多青松高等学校の学費は安い？

福岡県立博多青松高等学校の学費は次の通りです。

校納金	24,420円 ※1年間で30単位を取得した場合 ※入学料、受講料、生徒会費等 ※就学支援金が支給される場合は受講料に充当されます
教科書代	約20,000円
体育用品	5,500円 ※体育館シューズ、体育用ハーフパンツ
合計	約49,920円

就学支援金を差し引いた年間学費は3-4万円程度。ほとんどが教科書代や体育用品の実費となり、学費は安いといえます。

博多青松高等学校は週1日のスクーリングがあるため、別途交通費がかかります（校舎住所は福岡市博多区千代1丁目）。遠方の生徒は授業料よりも交通費のほうがかさんでしまうこともあるので、学費＋交通費で計算するようにしましょう。

博多青松高等学校は福岡県内で一番学費が安い通信制高校ですが、私立の通信制高校も、通学のないネットコースの学費は年間5〜10万円程度で金額はさほど変わりません。公立／私立を問わず検討し、その上で自分に合った学校を選ぶことが大事といえます。

福岡県立博多青松高等学校（通信制課程）の良い口コミ

福岡県立博多青松高等学校（通信制課程）の悪い口コミ

福岡県立博多青松高等学校（通信制課程）のコースやカリキュラム

福岡県立博多青松高等学校のコースは、通信制の定時制コースと通信制の全日制コースの2つがあります。定時制コースは、週5日の授業日程で、授業時間は平日の夕方から夜にかけてです。通信制コースは、週1回の授業日程で、年間で18日間登校します。

カリキュラムについては、自宅学習を基本に、土日に開催されるスクーリングで授業を受けていきます。平日は学校に登校する必要はないため、自分のやりたい活動を自由に行うことができます。学校行事は、遠足や修学旅行、運動会や地区別学習会など多くの特色ある行事の中から、自分で選択し、参加します。また、スクーリングの日には部活動も実施しています。

福岡県立博多青松高等学校の評判と進学実績

2021年度の卒業進路をみてみると、以下のような大学への合格実績があります。

他にも、県外の大学や専門学校に進学する卒業生もいるため、多彩な進路実績を持っています。また、就職に進む卒業生もいます。就職先については、福岡市内の企業や福岡県内の公務員など、幅広く就職しています。

まとめ

博多青松高等学校は学費が安いことが特徴ですが、土日のどちらかのスクーリングに出席する必要があり（年間18日）、それを満たすことができなければ卒業資格を得られません。

そのため、

・遠方に住んでいる
・土日の通学ができない
・完全にネットで学べる学校が良い

という生徒には、負担がかかってしまう可能性があります。

私立の通信制高校も、通学のないネットコースであれば、年間5〜10万円程度で通える学校も多いです。通いやすさを考えた上で、博多青松高等学校にするか、ネット学習が充実している私立通信制を選ぶか決めるのが良いでしょう。