静岡県立静岡中央高等学校（通信制）の偏差値・学費・口コミ評判

静岡県立静岡中央高等学校は、単位制による定時制と通信制の2つの課程があり、静岡県内唯一の公立通信制の課程を有する高校です。

通信制は静岡県内に3つのキャンパスがあるため、通いやすいキャンパスを選べます。公立通信ということもあり、静岡県立静岡中央高等学校の通信制には偏差値がありません。

試験は願書提出による書類審査のみなので、学力試験による選考がないのが特徴です。中学卒業資格さえあればどんな生徒でも入学することができるので、学力に不安がある生徒でも安心して出願することができます。

静岡県立静岡中央高等学校の通信制は、日曜日スクーリングもしくは、水曜日（木曜日）のスクーリングに年18回出席が必要です。

中央・東部・西部3つのキャンパスがありますが、いずれのキャンパスにいつ出席しても良い仕組みになっています。住んでいるエリアから、通いやすいキャンパスを選んで通学できます。しかし、

・通学が難しい
・完全にネットで学べる学校が良い

という生徒には、向いていない可能性があります。

静岡県立静岡中央高等学校（通信制）の偏差値情報

静岡県立静岡中央高等学校には、偏差値がありません。

願書提出後、書類審査による入学者選抜なので、学力による試験がないため偏差値がないのです。通信制の入学願書は、中学校を通しての配布は行っていないので注意しましょう。

願書は以下の3つの方法で入手できます。

①各キャンパスの入学説明会に参加
②各キャンパスで直接入手
③郵送で入手

通信制がどのような環境か知るためにも、可能な限り入学説明会に参加しましょう。

静岡県立静岡中央高等学校（通信制）の入試内容

静岡県立静岡中央高等学校の通信制に入学を希望する場合、入学願書の取得が必要です。中学校で配布されていないので、学校説明会の参加・直接キャンパスまで取りに行く・郵送で入手のいずれかの方法で願書を入所しましょう。

入学願書提出期間中に、願書に必要事項を揃えて学校へ提出します。選抜は願書の内容による書類審査のみなので、面接や作文、学力テストなどを受ける必要がありません。

県立の通信制課程なので、所定の手続きを踏めば誰でも入学可能です。ですが願書の記入に不備がある、通信制の内容を理解していないと判断されると入学できない可能性もあるため、学校説明会でどのような形で学ぶのか確認してから願書を記入しましょう。

静岡県立静岡中央高等学校（通信制）の学費・授業料

静岡県立静岡中央高等学校の通信制は、入学時に以下の費用が必要です。

・入学料:500円
・諸会費:3,500円程度
・教材費（レポート代）:2,000円程度
・教科書・学習書代:20,000円程度
合計:26,000円程度

また授業料は1単位あたり336円×登録単位数なので、25単位とすると1年間で8,400円かかります。入学時に必要な費用と合わせると、初年度で必要になる費用は、34,400円程度です。受講する科目の数や種類に応じて、費用は前後します。

ただし就学支援金制度が適用されると、保護者負担額が軽減される可能性もあります。また授業料は個人ごとに異なるため、個別の問い合わせが必要です。

静岡県立静岡中央高等学校（通信制）の特徴・スクーリング頻度

静岡県立静岡中央高等学校の通信制の学習は、

①レポート
②スクーリング
③テスト

の3つのステップで進められます。レポートでは自分で学習計画を立て、教科書や学習書を読みながらレポートを完成させていきます。

スクーリングは日曜スクーリングと平日スクーリングがそれぞれ18回あります。平日スクーリングは中央キャンパスなら水曜日、東西キャンパスなら木曜日です。

またテストは定期テストではなく、既定の回数のレポートに合格したら、そこまでの内容のテストが受けられます。テスト日に受験が可能ですが、スクーリング日の空き時間にも受験できます。

予定に合わせて受験できるように、事前にテストの受験願を提出しましょう。ほかにも卒業のためには30時間以上の特別活動への出席が必要です。

静岡県立静岡中央高等学校（通信制）の進学・進路情報

令和2年度の静岡県立静岡中央高等学校における卒業生の進路には、以下のような進学先があげられます。

・四年制大学:静岡文化芸術大学、静岡福祉大学、東海大学、東京工科大学など
・短期大学:静岡県立大学短期大学部、帝京大学短期大学など
・専門学校など:静岡県立工科短期大学校、川口調理師専門学校、下田看護専門学校など

また静岡県内の企業など幅広い就職実績もあります。

進路相談室もあるため、ジョブサポートティーチャーや就職支援員のサポートを受けながら、それぞれが希望する進路に進むための準備を整えられます。努力を積み重ねることで、進学や就職など希望する進路へと近づけます。

まとめ

この学校は通信制ですが、定期的な通学（スクーリング）が必要です。

そのため、

・遠方に住んでいる
・授業料よりも交通費がかかる
・ネット授業が充実している学校がいい

という生徒には負担となる可能性もあります。

私立の通信制高校も、ネットで学べるコースは年間5〜10万円程度で通える学校も多いです。通いやすさを考えた上で、公立通信にするか、ネット学習が充実している私立通信制を選ぶか決めるのが良いでしょう。

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