東京都立一橋高等学校(通信制課程)の偏差値・学費・口コミ評判

最初に読んで≫「学費だけが安い通信制高校を選んで 失敗する家庭が多い理由とは?

・東京都立一橋高等学校の通信制課程に偏差値はある?
・学力試験はある?
・公立通信だけど落ちることはある?

東京都立一橋高等学校は、東京都に3校存在する(2024年1月時点)公立通信制高校の1つです。都内で公立通信を探している/学費が安い通信制を探している場合に選択肢となる高校です。

入試では学力検査が課されていますが、定時制および通信制ということもあり偏差値がありません。都内在住または在勤で、在学中も引き続き在住・在勤することが受験資格となっています。

一橋高等学校は通信制ですが、土曜日がスクーリング日(通学)に指定されているため出席の必要があります(年間24日程度)。また、単位取得のために前期・後期試験(計4日間)も受けることになるため、下記に当てはまる人は注意が必要です。

・遠方に住んでいる
・土曜の通学ができない
・完全にネットで学べる学校が良い

私立の通信制高校も、通学のないネットコースであれば、年間5〜10万円程度で通える学校も多いです。通いやすさを考えた上で、一橋高等学校にするか、ネット学習が充実している私立通信制を選ぶか決めるのが良いでしょう。

目次

東京都立一橋高等学校(通信制)の偏差値情報

東京都立一橋高等学校の入試では学力試験が行われているものの、明確な偏差値は存在しません。

偏差値は学力水準を計るための指標ですが、通信制である一橋高等学校には様々な事情を抱えた生徒が入学しています。

入学前の学力は事情によって人それぞれであるため、指標として偏差値を算出することが難しいのです。

したがって、一橋高等学校の学力検査は「受験者の中で一定水準以上の生徒を入学させるためのもの」というよりも、「入学希望者の学力を予め把握しておくため」という意味合いが大きいと言えます。

東京都立一橋高等学校(通信制)の入試内容・対策

東京都立一橋高等学校の入試では国語・英語・数学の3教科で合計60分間の学力検査が実施されています。

なお、全日制高校の学力試験であれば5教科でそれぞれ50分ずつ割り当てられるのが一般的です。

一橋高等学校では新入生にあたる「1学年相当」、進級済みにあたる「2学年相当以上」の2回に分けて生徒を募集しており、後者は転学・編入の扱いとなります。

1学年相当の学力試験は中学卒業程度、2学年相当以上では高校1年修了程度の基礎問題が出題されるので覚えておきましょう。

また、一橋高等学校では学力試験に加えて調査書を合否判定に使用しています。学力試験と調査書の比率は8:1です。

東京都立一橋高等学校(通信制)の学費・授業料

東京都立一橋高等学校で学ぶためには、主に次のような費用が必要となります。

・入学料:500円
・受講料:8,400円(25単位)
・教科書代:受講科目によって異なる
・レポートなどの郵送費:通信教育のための郵便物は第四種郵便(100gまで15円)

細かい数字は人によって異なりますが、一橋高等学校の年間学費はおおむね2~3万円前後を見込んでおくと良いでしょう。

課税状況や世帯年収が受給資格を満たしている場合は、「就学⽀援⾦」「奨学のための給付⾦」「給付型奨学⾦」といった制度を利用することができます。詳しくは東京都が公表している通信制課程入学案内などを参照してみてください。

東京都立一橋高等学校(通信制)の特徴・スクーリング頻度

東京都立一橋高等学校では「レポート提出」「スクーリング」「前期・後期試験」の3つをクリアして初めて単位が取得できる仕組みになっており、生徒自身の「自学自習」を促すことに重きを置いてる点が特徴です。

教科書や学習教材を用いてレポート作成する段階で知識を吸収し、スクーリングでは確認や補足で知識を定着化させます。

試験を通じて身に付けた知識を正確にアウトプットできるようにするまでが基本的なプロセスです。土曜日のスクーリングは年間24日程度で、1時間目から6時間目まで開講されており受講している科目の講義を確認して出席します。

一橋高等学校では生徒が快適に学習を進めるためのサポート体制も整っているので安心です。火・水・金は電話対応でレポートについての質問を受け付けており、木曜日は登校して直接先生に質問できるようになっています。

東京都立一橋高等学校(通信制)の進学・進路情報

令和3年度における東京都立一橋高等学校の卒業生は144名で大学進学は14名、通信制大学および短大への進学が11名、専門学校へ進学した生徒は32名でした。以下に大学進学実績の一部を紹介するので参考にしてみてください。

国立音楽大学、国際医療福祉大学、国士舘大学、駒澤大学、昭和女子大学、駿河台大学、清和大学、高千穂大学、津田塾大学、帝京科学大学、東京福祉大学、獨協大学、日本大学、武蔵野美術大学

なお、専門学校への進学者は美容・IT・クリエイティブ・医療など幅広い分野で活躍しています。一橋高等学校が東京都にあるため、将来の仕事を見つけやすい・興味のある分野にチャレンジしやすいといった環境が影響していると言えるでしょう。

まとめ

東京都立一橋高等学校は通信制ですが、月数回の通学(スクーリング)が必要です。

そのため、

遠方に住んでいる
授業料よりも交通費がかかる
ネット授業が充実している学校がいい

という生徒には負担となる可能性もあります。

私立の通信制高校も、ネットで学べるコースは年間5〜10万円程度で通える学校も多いです。通いやすさを考えた上で、公立通信にするか、ネット学習が充実している私立通信制を選ぶか決めるのが良いでしょう。

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