2024年度版|わせがく高等学校の偏差値・学費・入試内容

最初に読んで≫「学費だけが安い通信制高校を選んで 失敗する家庭が多い理由とは?

偏差値なし(学力試験なし)
入試内容書類選考入試(書類選考)・一般入試(面接・書類選考)
募集時期前期2024/1/17〜2024/2/3、後期2024/2/14〜2024/4/20
学費自学型(通信制)年間288,000円〜
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わせがく高等学校は千葉県を中心に複数のキャンパスを持つ私立の単位制・通信制、普通科の高等学校です。

予備校である早稲田予備校を経営する学校法人早稲田学園が運営しています。キャンパスは千葉県香取郡にある多古本校のほか、柏キャンパスや東京キャンパス、所沢キャンパス、前橋キャンパスなどがあります。コースは全日型、通学型、自学型(通信制)の3つです。

わせがく高等学校の入試には学力試験がなく、書類選考と面接のみです。そのため、中学校を卒業した方や卒業見込みの方であれば誰でも受験できます。

何らかの理由によって不登校になってしまった方のフォローに力を入れており、校内にはスクールカウンセラーも常駐しています。中学時代の復習から授業を始めるため、中学時代の勉強に不安を感じている人も安心です。

目次

わせがく高等学校の偏差値・入試内容

わせがく高等学校に偏差値はありません。なぜなら、わせがく高等学校の入試は

・面接
・書類選考

の2つのみであり、学力テストが行われないからです。

偏差値とは、平均値が50となるように学力テストのスコアを標準化した値を指します。

つまり、学力テストの結果が良ければ良いほど偏差値は高くなり、悪ければ悪いほど偏差値は低くなるわけです。この偏差値は、一般的に生徒や学校の学力レベルを示す指標としてよく用いられます。しかし、入試において学力テストが行われないわせがく高等学校では、このような指標を用いる必要がありません。そのため、わせがく高等学校には偏差値がないのです。

書類選考について

書類選考では、調査書と写真が必要になります。調査書は中学校で用意してもらいましょう。写真は中学校の制服を着た写真にすると無難です。

また、わせがく高等学校では生徒一人ひとりにより添った指導を行っているため、面接では高校生活のどのようなことに不安を感じているのか、高校卒業後はどのような進路を望んでいるのかを正直に話すとよいでしょう。

そうすることが充実した高校生活につながります。面接というとつい緊張してしまうものですが、あまり難しく考える必要はありません。リラックスしてのぞみましょう。

わせがく高等学校の学費・授業料

わせがく高等学校には、入学金はありません。

学費は、単位登録料である授業料が1単位あたり12,000円、施設設備費が自学型(通信制)の場合48,000円となっています。全日型や通学型では補習が行われるため補修費が発生しますが、自学型(通信制)では補習はありません。

・授業料(単位登録料):300,000円(25単位)
・施設設備費:48,000円
・補習費:なし
・合計(目安):348,000円

わせがく高等学校は就学支援金制度の対象校

また、わせがく高等学校は就学支援金制度の対象校です。そのため、活用すれば単位登録料の一部か、あるいは全額が免除される可能性があります。

ただし、制度を活用するためには所得制限があるので注意しましょう。所得の計算式は「課税標準額×6%−区市町村民税の調整控除の額」です。この式で算出された両親2人分の所得額が304,200円(年収約910万円)以上の場合、制度は活用できません。

就学支援金制度における1単位あたりの標準支給年額は4,812円ですが、計算式での算出額が154,500円(年収約590万円)未満の場合、さらに加算されます。支給対象単位数の上限は通算74単位、年間の支給対象単位数の上限は30単位です。たとえば、25単位を登録した場合、就学支援金支給額の目安は以下の通りです。

・就学支援金支給額:120,300円(年収約590万円未満の場合は300,000円)
・1単位あたりの単位登録料:12,000円
・履修単位数:25
・単位登録料(=加算後の上限額):300,000円
・単位登録料実質負担額:179,700円(年収約590万円未満の場合は0円)

わせがく高等学校の特徴・カリキュラム

わせがく高等学校の自学型(通信制)は、自宅での学習を希望する方のためのコースです。通学頻度は年間でおよそ6〜8日となっています。

スクーリング会場は多古本校や西船橋キャンパス、東京キャンパスなど5ヶ所です。日帰りのため、宿泊する必要はありません。

また、もしも学校に通いたくなった場合には、月曜日と木曜日の週2日通学する通学型や、月曜日から金曜日まで週5日通学する全日型、自分で登校日や投稿時間を決められるフレックス通学型(ただし、通学できるのは稲毛海岸キャンパス、古河キャンパス、太田キャンパス、前橋キャンパス、桐生キャンパスのみ)に移行することができます。

わせがく高等学校のカリキュラムは、

・自由
・個性
・夢育

の3つを教育方針としています。

「夢育」とは、生徒それぞれが自分の力で努力して夢を叶えられるようにサポートすること。また、わせがく高等学校は「失敗してもやり直せる学校」であることに挑戦し続けていることも、大きな特徴として挙げられます。

生徒一人ひとりに担任がつくマンツーマン担任制度できめ細やかなサポートを行い、2021年度調査では不登校改善率82.4%という高い数字を誇っています。このマンツーマン担任制度は自学型(通信制)でも同じです。通信制であっても遠慮せず、勉強のことや将来のことなど気軽に担任の先生に相談するとよいでしょう。

わせがく高等学校の進路・進学実績

大手予備校である早稲田学園が運営しているわせがく高等学校は、通信制の進学校として生徒の進学にも力を入れています。その結果、2021年度における進学率は85.1%です。たとえば、私立4年生大学の合格実績は、

・慶應義塾大学
・早稲田大学
・上智大学
・明治大学
・青山学院大学
・立教大学
・法政大学
・成蹊大学
・日本大学
・立正大学、
・帝京大学

などが挙げられます。国立の4年生大学における合格実績は、

・筑波大学
・茨城大学
・群馬大学
・東京藝術大学
・東京工業大学
・東京農工大学

などです。

わせがく高等学校の就職実績

また、卒業後に進学せず就職することを選ぶ生徒に対しても、仕事のうえで役立つ資格や検定の取得をサポートしています。

過去3年の生徒たちの就職先としては、

・ASOBISYSTEM
・アサヒ製作所
・伊藤園芸
・音羽印刷
・共栄フーズ
・セキスイハイム
・新和建設
・自衛隊

などが挙げられます。

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