山口県立山口松風館高等学校（通信制）の偏差値・学費・口コミ評判

山口松風館高等学校は、山口市小郡下郷にある定時制の公立高校です。山口県内で公立通信を探している生徒、学費が安い通信制を探している家庭は自然と選択肢に入る高校です。

公立通信ということもあり、山口松風館高等学校には偏差値がありません。

試験は「面接」「作文」で、学力試験による選考がないのが特徴です。中学卒業資格さえあればどんな生徒でも入学することができるので、学力に不安がある生徒でも安心して出願をすることができます。

山口松風館高等学校は通信制ですが、日曜日か平日にスクーリングに出席する必要があります（年間14日）。

そのため、

・遠方に住んでいる
・土日の通学ができない
・完全にネットで学べる学校が良い

という生徒には、向いていない可能性があります。

私立の通信制高校も、通学のないネットコースであれば、年間5〜10万円程度で通える学校も多いです。検討をする上では、通学範囲にある通信制高校の資料をまとめて取り寄せて、その上で比較検討したほうがミスマッチを防ぐことができます。

山口松風館高等学校（通信制）の偏差値情報

山口松風館高等学校の通信制課程に偏差値はありません。その理由は、入試内容は「面接」「作文」のみで学力テストがないことによります。

出願手続きのために登校した日に、面接と作文による選考が行われます。

学力による試験が全くないため、偏差値はないということになります。山口松風館高等学校は多様性を大切にしている学校なので、自分の得意な科目を中心に勉強したい、育児をしながら高校に通いたい、働きながら高校に通いたい方にぴったりです。

山口松風館高等学校（通信制）の入試内容

山口松風館高等学校では、前期（春）と後期（秋）に入学者選抜が行われます。

前期の出願受付は3月下旬頃で、後期の出願受付は8月下旬となっています。学校の入試内容については、面接と作文のみです。学力試験による選抜は一切実施されていません。

試験は、願書の受付日に山口県立山口松風館高等学校において実施されます。また、入試を受ける際に必要な願書は、学校説明会に参加した生徒本人に直接配布されます。郵送による配布はありません。

したがって、山口松風館高等学校への通学を希望している生徒は必ず学校説明会に出席する必要があります。

山口松風館高等学校（通信制）の学費・授業料

山口松風館高等学校の学費は、年間で2万円から3万円程度が必要です。

学費には、授業料や生徒会費、育成会費、教科書・学習書代などが含まれます。また、通信制で学ぶ生徒にはいくつか特典があります。

まず、郵便料金の割引制度です。各科目の添削レポートは、郵便物(第4種郵便)として100gまで15円で郵送できます。

さらに、JRを利用してスクーリングのために通学する場合、通学用割引回数券を利用できます。その他にも、勤労学生控除もあります。勤労学生控除とは、働きながら学校で勉学に励んでいる場合は一定条件のもとで所得控除を受けられる特典です。

山口松風館高等学校（通信制）の特徴・スクーリング頻度

山口松風館高等学校の通信制では、レポート・スクーリング・テストの3つを柱として学習するのが特徴です。

まず、自宅で教科書などを読みながら科目毎に定められた期限までにレポートの問題に取り組みます。提出したレポートは各科目の担当教員が添削し、自宅に返送されます。

そして、レポートだけでは解決できない問題について面接指導を行うのがスクーリングです。

スクーリングは月2,3日のペースで通学するのですが、日曜実施と平日実施の2パターンがあります。平日のスクーリングは本校のみの実施で、日曜のスクーリングは本校のほか4つの会場でも実施しています。

レポートやスクーリングで合格基準に達したら、前期、後期それぞれの終わりにテストが実施されます。その他にも、遠足や生徒会活動などの特別活動もあり、卒業までに30時間以上の参加が必要です。

山口松風館高等学校（通信制）の進学・進路情報

山口松風館高等学校の卒業進路をみてみると、以下のような大学への合格実績があります。

山口大学、九州大学、熊本大学、琉球大学、周南公立大学、山口県立大学、山口東京理科大学、酪農学園大学、奥羽大学、聖徳大学、麻布大学、嘉悦大学、北里大学、駒澤大学、専修大学、創価大学、大東文化大学、東海大学、東京福祉大学、東京理科大学、日本大学、法政大学、明治大学、神奈川大学、同志社大学、立命館大学、大阪芸術大学

山口県内の大学はもちろん九州地方など県外の大学に進学する卒業生が多く見られます。また、就職活動のサポートにも力を入れている学校なので、就職を希望する方も安心です。

まとめ

山口松風館高等学校は通信制ですが、定期的な通学（スクーリング）が必要です。

そのため、

・遠方に住んでいる
・授業料よりも交通費がかかる
・ネット授業が充実している学校がいい

という生徒には負担となる可能性もあります。