「フリースクールに通わせたいけど、学校の出席はどうなるの?」
「オンラインのフリースクールでも、出席として認めてもらえる?」
「申請手続きが複雑そうで、学校と揉めたりしないか心配…」
お子さんのためにフリースクールを検討する中で、「出席日数」の扱いは、内申点や進級・進学にも関わるため、保護者の方にとって最も大きな心配事の一つではないでしょうか。
文部科学省がフリースクールなどでの学びを「出席」と認める制度を設けていることは知っていても、その具体的な条件や手続きについては、情報が少なく不安に感じている方も多いと思います。
この記事では、フリースクールでの学びを在籍校の「出席扱い」にするための最新の条件や、具体的な申請手順、そして学校と円滑に連携するためのポイントを、専門家の視点から分かりやすく解説します。
大前提:「出席扱い」を決めるのは在籍している学校の校長
まず最も重要な大原則として、フリースクールでの学習を「出席」と最終的に認定するのは、
お子さんが籍を置いている小中学校の校長先生である
という点を理解しておく必要があります。
国(文部科学省)はあくまで「こういう条件を満たせば、出席と認めてあげてくださいね」という方針を示しているに過ぎません。そのため、フリースクール側が「うちは出席扱いになります」と謳っていても、在籍校との連携がうまくいかなければ認められないケースも残念ながら存在します。
だからこそ、学校との連携をスムーズに進めてくれる、実績豊富なフリースクールを選ぶことが何よりも大切になります。
文部科学省が示す「出席扱い」の7つの条件
文部科学省は、校長先生が判断する際の目安として、以下の7つの項目を挙げています。少し硬い言葉ですが、分かりやすく説明します。
1.保護者と学校との間に十分な連携・協力関係があること
→保護者が学校の先生と定期的に連絡を取り、子どもの様子を共有している状態
2.フリースクールなどの民間施設に通うことが、学校への再登校に繋がること
→社会的自立を目指す上で、今の本人にとってその施設が必要だと判断される状態
3.その施設が、教育委員会など公的機関との連携があり、相談や助言を受けられること
→フリースクールが公的機関と繋がりを持っているか
4.その施設において、カウンセリングなどを受ける体制が整っていること
→専門家による心のケアが受けられるか
5.その施設において、個別の学習計画が作られ、それに沿った指導がされていること
→一人ひとりに合った学習サポートがあるか
6.その施設において、対面指導(オンライン含む)が適切に行われていること
→先生と直接、または画面越しにコミュニケーションを取りながら学べるか
7.訪問やオンラインによる学習の場合、1日あたりの学習時間が、学校の授業時間数を踏まえたものになっていること
→学習時間が適切に確保されているか
これら全てを厳密に満たす必要はありませんが、これらの項目を参考に、校長先生が総合的に判断します。
【具体的に解説】出席扱いの申請から認定までの3ステップ
では、実際にどう動けばよいのでしょうか。一般的な流れを3つのステップで解説します。
ステップ1:在籍校への相談と意思表示
まずは、担任の先生やスクールカウンセラーに、「家庭での学習や、〇〇というフリースクールの利用を考えており、それを出席扱いとして認めていただけないか」と相談の意思を伝えます。この時、感情的にならず、「子どもの将来のために、学校と協力していきたい」という姿勢を示すことが非常に重要です。
ステップ2:フリースクールからの活動報告
次に、利用するフリースクールから、お子さんの学習状況や活動内容をまとめた**「活動報告書」**などを定期的に作成してもらい、それを学校へ提出します。この報告書の質や丁寧さが、校長先生の判断に大きく影響します。そのため、こうした書類作成のサポートが手厚いフリースクールを選ぶことが鍵となります。
ステップ3:学校長による認定
提出された報告書や、保護者・フリースクールとの面談などを通じて、校長先生が最終的に出席として認定します。一度認定された後も、定期的な報告は継続して必要となります。
オンラインフリースクールでも「出席扱い」は可能
結論から言うと、オンラインフリースクールでの学習も、出席扱いとして認められます。
以前は対面指導が重視されていましたが、文部科学省の最新の方針では、ICT(パソコンやタブレット)を活用した学習も、対面指導と同様に出席扱いとみなすことが明確に示されました。
ただし、オンラインの場合は特に以下の点が重要視されます。
・映像授業を一方的に見るだけでなく、オンライン上で先生と双方向のやり取りがあるか
・学習の開始・終了時間、具体的な学習内容が客観的に記録されているか
・1日の学習時間が、学校の授業時間に準じているか
これらの条件を満たし、その記録を学校へきちんと報告できる体制が整っているサービスを選ぶ必要があります。
最も確実な選択は「出席扱い」の実績が豊富なフリースクール
ここまで見てきたように、出席扱いの制度は非常に柔軟である一方、その運用は学校長の裁量に委ねられている部分が大きく、保護者の方だけで交渉を進めるのは大変な労力がかかります。
だからこそ、学校側との連携や交渉そのものをサポートしてくれる、実績豊富なフリースクールを選ぶことが成功への最短ルートです。
特に、全国規模で展開し、数多くの「出席扱い」を実現してきた「トライ式中等部」のようなサービスは、この点で非常に心強い存在です。
トライ式中等部がなぜ出席扱いに強いのか、その理由は明確です。
・理由1:豊富な実績に基づく「学校との連携ノウハウ」
全国の様々な学校と連携してきた実績から、「どのような報告書を作成すればよいか」「学校側とどのようにコミュニケーションを取ればよいか」というノウハウを熟知しています。保護者の方に代わり、専門のスタッフが学校との連携をサポートしてくれます。
・理由2:個別指導の学習記録が「客観的な証拠」になる
マンツーマンの個別指導だからこそ、「いつ、どの単元を、どれくらいの時間学習したか」という詳細な記録が残ります。これが、学校側に提出する客観的な学習の証拠として、非常に有効に機能します。
・理由3:オンラインでも双方向の指導が徹底されている
トライ式中等部のオンラインコースは、単なる映像授業ではありません。画面越しに先生と対話しながら進める双方向の個別指導なので、オンラインであっても出席扱いの条件をクリアしやすいのです。
「出席扱いの手続き、自分でできるか不安…」
「学校との関係をこじらせたくない」
そうした不安を抱えるご家庭にとって、トライ式中等部のような専門家のサポートは、お子さんが安心して学習に専念できる環境を守るための、最も確実な保険と言えるでしょう。
まとめ:専門家のサポートを上手に活用しよう
今回は、フリースクールの出席扱いについて、その条件や申請方法を詳しく解説しました。
・フリースクールの出席扱いを最終的に決めるのは、在籍校の校長
・国が示す7つの条件が判断の目安となる
・オンラインフリースクールでも、双方向の指導と学習記録があれば出席扱いは可能
・最も重要なのは、学校との連携実績が豊富なフリースクールを選ぶこと
・その点で、「トライ式中等部」は最も信頼できる選択肢の一つ
出席日数の問題は、不登校のお子さんとご家庭にとって、精神的に大きな負担となります。その負担を少しでも軽くし、お子さんが目の前の学びに集中できるよう、ぜひ専門家の力を上手に活用してください。
まずは無料の資料請求や相談を通じて、「出席扱いについて、具体的にどんなサポートをしてもらえますか?」と直接聞いてみることから始めてみてはいかがでしょうか。